▲TOPへ戻る


Aloha! Hele mai

This way, please.


A Letter From Hawaii ~ハワイからの手紙~


Aloha!

今回は、この<FromHawaii>ページでは、先ずは全世界的問題、新型コロナウイルス感染症について、日本を離れて米国ハワイ州での状況を少しばかり記していきましょう。
私Lycee International Hawaii Inc., USAのCEO、Caroline Kazedaが投稿させていただきます。

「新型コロナウイルス感染症」について

「新型コロナウイルス感染症」の英語は「COVID-19 pandemic」とか「coronavirus pandemic」といいます。
ニュースで東京都の小池百合子知事らもよく口にしている「COVID-19」が略称で、カタカナ発音は「コヴィッドナインティーン」ですね。
「COVID-19(コヴィッドナインティーン)」は「CoronaVirus Disease, 2019」=「2019年、コロナウイルスにより発生した病気」という意味です。

ハワイでのコロナ禍を今春に遡って時系列で調べますと:
2月末は感染者0人。
中国からハワイに帰国した人はパールハーバー Pearl Harbor 軍事施設に強制隔離、および自宅かホテルに自主隔離が数十名ずつ。日本では大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の集団感染の頃ですね。
中国とハワイ間の飛行機の直行便はこの時点で停止しましたが、日本とハワイ間の航空便はまだ平常通りでしたし公共交通機関もショッピングモールも機能していたので、買物や観光等は普通にできました。この時点ではマスク着用の姿は全然見られませんでした。

3月末で感染者224人

3月末で感染者224人。 ハワイへの渡航自粛がデービッド・ユタカ・イゲ知事 Governor of the State of Hawaii, David Yutaka Ige (伊藝)に要請されて観光客は急減しました。
イゲ知事は3月23日、ハワイ州全体に自宅待機とテレワーク Work from home(WFH)」を求める外出禁止令(ステイ・アット・ホーム・オーダー) Stay-at-Home Order を発令しました。
ホノルル市 Honolulu のあるオアフ島 Oahu では飲食店はテイクアウトとデリバリーのみが許可されて営業禁止。
ダイヤモンドヘッド Diamond Head が背景に見える市中の楽園ホノルル動物園 Honolulu Zoo も、市営ゴルフ場も、カピオラニ・パーク Kapiolani Park 等の公園も閉鎖です。
“要請”ではなくて米国では“命令”なのです。
ハワイ訪問者は到着後14日間の隔離が義務付けられました。

4月末で感染者618人

4月末で感染者618人。 4月1日からは、ハワイ諸島 Hawaiian Islands (オアフ島 Oahu ・ハワイ島 Island of Hawaii ・マウイ島 Maui・モロカイ島 Molokai ・ラナイ島 Lanai・カウアイ島 Kauai が主要)の隣島間移動も隔離対象となり、どんどん人影は減っていきます。
4月中旬からは、公共の場ではマスク着用が義務付けられ、違反すると軽犯罪で最高$5,000(約55万円)の罰金または1年以下の禁固刑、または両方が課されるそうです。
こういう点、日本よりもずっと厳しいですね。
観光客でいつもは賑わうホテルの多くは業務停止となって閉鎖です。
こうして外出禁止令や14日間の隔離が効果を出したようで、感染の回復者は85%となり、閉鎖されていた公園は散歩とジョギングのためならと、4月25日に解禁されました。
外出禁止令はこの時点で4月末まででした。
また、経済活動再開も踏まえ、不動産業・自動車販売・洗車業・一対一の個人授業・ゴルフコース営業等が4月30日からOKになりました。
勿論、日本で言われているのと同様、ソーシャル・ディスタンシング Social distancing は厳守するという前提です。

5月初旬で感染者数は632人

5月初旬で感染者数は632人。 オアフ島の在住者はオアフ各所で無料でPCR検査を受けられます。
症状がなくても検査を受けることが出来るということです。
外出禁止令では、違反者は、マスク着用違反と同様に、最高$5,000(約55万円)の罰金または1年以下の禁固刑、または両方が課されます。
やはり厳しい。
ところでマスクは、公共の場所、具体的には民間の企業や会社内・公共の建物内、および6フィート= 182.88cm(2メートル弱)のソーシャル・ディスタンスが確保できない場合(屋内も屋外も)に着用という緊急命令が出ています。
ただし、6フィートのソーシャル・ディスタンスに関しては、屋外のジョギングや犬の散歩では守らなくて大丈夫です。
マスク着用義務について、銀行など金融機関の窓口では免除。5歳未満の子供や呼吸器に問題がある人も免除。
マスクが不適切な場合はフェイス・シールドの着用が望まれています。
5月7日から、外出禁止令は、自宅での安全命令=個人は可能な限り家にいるようにという命令(セイファー・アット・ホーム・オーダー) Safer-at-Home Order に緩和され、5月中旬にはショッピングセンターが再開、ビーチは人数制限の上で解放と、少しずつハワイらしい生活が戻って来ました。
でも観光業に与えたダメージは計りきれません。
オアフ島では、5月下旬から、理髪店・美容院・ネイルサロン・タトゥーストア・美容系ストアや、シーライフアトラクション・ウォーターパーク・プール・キャンプ場・屋外市場・射撃場・射的場といった屋外施設が再開されました。

6月のコロナ状況

6月は、初旬からレストランは店内での飲食(定員に対し50%の制限)が許可されて営業再開です。
6月19日からは、オアフ島のバー・映画館・美術館・ボーリング場・フィットネスジム・ヨガスタジオ・フラスタジオ・教育と介護ケア施設が営業再開されます。
また、同日以降、イベント開催に関して、屋内は50名まで、屋外は100名までが許可されます。
人数制限つきのビーチでは、日光浴やバーベキューを楽しむ姿も見られるようになりました。
ホノルル市では、自宅での安全命令 Safer-at-home Order を6月30日まで延長すると発表。
並びに、ハワイ到着後の14日間の自主隔離義務も6月30日まで延長になりました。
従って、全世界から集客してきたハワイの観光業にとって大きなネックとなっています。
一方、6月16日からは、ハワイ隣島間の渡航者に対する14日間の自己隔離措置は解除されるので、世界各国からのビジネス客・観光客はまだ望めなくても、ハワイ諸島間の往来は可能になりました。
オアフ島だけでなく、例えばマウイ島では6月初日から、クラブハウス・ドッグパーク・子供用プレイグラウンドとスケートパーク・マウイ郡管轄の公園・ビーチパーク・プールが再開。ドッグパークまで言及されるのですね。

7月のコロナ状況

7月4日はアメリカ独立記念日。
英語では Independence Day と言いますが、"the Fourth of July" で通じます。
例年ならば花火 fireworks が空を彩る独立記念日、今年はコロナ禍のために花火は中止で寂しいです。
日本でも各地の大規模な花火が中止となっているのと同じですね。
京都でもあの有名な祇園祭も中止と聞いて驚いています。
もっとも、首都ワシントンDC Washington, D.C. のナショナル・モール National Mall では結構派手に祝賀と花火を催したそうですが。
6月末までとなっていたハワイ到着後の14日間の自主隔離義務は7月31日まで延長されました。
日本とハワイ間での渡航者に関して14日間の隔離措置なしで入国を認める「トラベルバブル(相互国合意の域内旅行) Travel Bubble 」という計画が立てられたのですが、進展していません。
実現すればビジネス・観光が少しでも前進するのですが。
7月中旬に、サーマルセンサー(センサーによる体温測定) Thermal sensor の体温測定器がホノルル国際空港=ダニエル・K・イノウエ国際空港 Daniel K. Inouye International Airport に設置されます。また、年内中に顔認証セキュリティカメラ Face recognition security camera が空港内で導入されるそうです。

Mahalo.
Text by Caroline Kazeda CEO at LIHIU



この<FromHawaii>ページはアメリカ合衆国現地法人<Lycee International Hawaii Inc., USA>が運営しています。
制作は日本の一般社団法人京都国際芸術院が担当しています。
現在、鋭意制作中です。

This page "FromHawaii" is operated by Lycee International Hawaii Inc. USA.
The production is handled by KIAIGIA or Kyoto International Arts Institute General Incorporated Association in Japan.
Currently, we are working hard for the production of this page.

Text and images by Erico HANASAKI Karen & her staff at KIAIGIA


© Lycee International Hawaii Inc., USA. All Rights Reserved.